TikTok運用支援サービスを開始。

2022年5月12日

 

インターネットマーケティング支援を行う株式会社フルスピードは、今最も話題性のあるSNSと言われるショートムービープラットフォーム TikTok(ティックトック)の企業向け運用支援サービスを2022年5月より開始いたします。

 

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■サービス名
TikTok運用支援サービス

TikTokは、トレンドの発信拠点として楽しくポジティブな体験を提供することを目指したモバイル向けのショートムービープラットフォームです。アプリのダウンロード数や平均視聴時間は急激に伸びており、今最もホットなSNSといえます。


TikTokの機能の特徴は、ユーザーの反応を学習して次のユーザーへ届ける優秀なレコメンドシステムがあることです。これはTwitterやInstagramといったSNSが主流としている、フォロワーへ届ける仕組みとは異なり、TikTokはユーザーの興味に合わせたさまざまな動画が表示される仕組みがあります。

 

これは大量の動画の中から好きなクリエイターやコンテンツを発見するのに役立ちます。また、全ての投稿が一定数のユーザーのフィードに必ず表示されるようになっているため、運用を始めたばかりや、投稿が滞ったようなアカウントも話題になる、いわゆる「バズる」チャンスがあります。

 

このような仕組みで、フォロワーにしか広がらない従来のレコメンドシステムでは出会えなかったファンを増やす事ができ、認知拡大に強みがあるのが特徴です。さらに、アカウントトップではInstagramやTwitter、YouTubeなど他媒体への遷移を促し、新たなユーザーをファン化していくための間口としても活用することができます。


このように企業プロモーション活用の面で考えてもさまざまな魅力を持つTikTokの運用支援サービスを、アカウント累計1,200以上の広告・運用実績があるSNSの専門部署を有している当社が、時流やニーズに応じて適切にご提供いたします。

 

 ■サービス内容


①初期設計

・アカウント開設/運用設計(運用コンセプト/ペルソナ/トーン&マナーの設計等)
・各種レギュレーション作成 (運用ガイドライン/運用ポリシーなど)
・構成案作成

 

②月次運用支援・投稿コンテンツ作成
・動画撮影
・動画編集
・出演者へのディレクション
・投稿代行
・月次レポーティング
・月次報告会

 

など

 

■TikTokとは?

今までの「可愛い女の子やイケメンがダンス動画を投稿するプラットフォーム」「若年層が使用しているSNS」という媒体ではなくなり、コンテンツの多様化、ユーザー層の拡大が日々進んでいます。TikTokには、強制的に視聴させられる広告がなく、フィード状に表示されるショート動画を気軽に楽しむことができる媒体です。だからこそ、ユーザーの興味を獲得し、新たなトレンドを作り、新たなファンを獲得できる場所となっています。

 

【TikTokユーザーの特徴】
・積極的な反応
動画内で気になる商品やサービスの公式アカウントをフォローするというユーザーは、他媒体の平均と比較して181%の割合である。

 

・情報感度が高い
最新の情報をいち早く入手したいユーザーが多く集まる傾向にある。

 

・情報発信が活発
注目した話題は知人に共有したいというユーザーも他媒体の平均と比較して198%と多く、トレンドを作り出すイノベーター気質なユーザーが多い傾向。

 

情報を求め、情報に対して積極的に反応をしてくれるユーザーが集まるTikTokで、マーケティング課題の解決を図りましょう。


今後も、フルスピードは、中長期的な成長を視野に外部環境の変化に適応した事業のアップデートに注力してまいります。
 

GA4移行支援サービスを開始~専門家相談会無償キャンペーンも~

2022年5月10日

 

インターネットマーケティング支援を行う株式会社フルスピードは、 GoogleアナリティクスGA4移行支援サービスを2022年5月より開始いたします。それにあわせて専門家相談会の無償キャンペーンもご提供いたします。

 

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サービス名:GA4移行支援サービス
UA導入済みウェブサイトについて、GA4への移行支援・設定代行を行うサービスとなります。

 

GA4は現在ウェブアクセス解析の主流である、Googleアナリティクスのユニバーサルアナリティクス(以下UA)版に代わる新バージョンのアクセス解析ツールとして2020年10月にリリースされました。新バージョンのGA4に完全に切り替わるのかどうかは不透明なままでしたが、2022年3月に、2023年7月1日にUA版での計測が停止するとの発表がありました。

 

GA4版への移行が進まなかったのは、UA版と比較してアクセス解析についての考え方が大きく変わったことや、既存のUA版で不便を感じていない人が多かったからではないでしょうか。しかし個別の事情とは無関係に、GDPRやITP対応など個人情報保護に関する働きの影響は日に日に増しており、今後の的確なデジタルプロモーションを実施するために、その分析基盤であるGA4の導入有無が1年後2年後に競合との差をつけるための優先度の高い課題となりました。

 

そこで、800件以上のアカウントに対してGoogleアナリティクスを活用したレポーティング実施の実績※1があるフルスピードが、GA4への移行のきっかけづくりをご支援するサービスを開始いたします。
※1 UA版実績2022年時点でアカウント共有を受けてレポーティング等に活用しているプロパティ数

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サービス内容

①GA4移行を前提とした専門家相談会
 ・GA4へ移行についての質疑応答・不安点の洗い出し打合せ(最大120分)
 ・UA版設定項目洗い出しシート(ヒアリングシート)の作成

②初期設計・アカウント設定代行
 ・GA4移行標準マニュアル作成
 ・初期アカウント設定代行
 (ドメイン範囲、内部トラフィック、参照除外)
 ・タグ実装マニュアル作成
 ・CVイベント設定マニュアル作成 
  ※ただし特定ページに関するPVイベントのみ対応。上限2つまで。

 ※全てウェブサイトのみを対象とします。
 ※原則としてtoCサイト(ECサイト)は無償対応外といたします。

 

③オプション
 ・GA4取得データ要件定義
 ・GTMタグ実装代行
 ・新規CVポイントやイベントなどの指標設計
 ・カスタムディメンションの設定
 ・フィルタ作成
 ・月次レポーティング
 ・その他カスタマイズのご要望

 

費用等について

①GA4移行を前提とした専門家相談会:2022年5月〜2022年8月の間、無償で提供いたします。※1
②初期設計・アカウント設定代行:200,000円
③オプション:都度お見積り
※1 お申込み等の状況により予定より早く終了する場合がございます、ご了承ください。

 

GA4とは

GA4とは、Googleが無償で提供している次世代型の解析ツールです。
従来型の解析ツールではウェブサイトやアプリ等の各プラットフォーム毎にデータが集計されていましたが、GA4の登場によってウェブサイトやアプリ内におけるユーザー行動を横断して集計・分析できるようになりました。また、これまでのようなデータのレポーティング機能に加え、機械学習モデルによる予測機能が搭載されており「購入の可能性」「離脱する可能性」「収益予測」などの予測指標が使えるようになりました。
レポート機能以外では、GDPRやCCPAなどの国際的なデータ規制にも準拠しており、プライバシーの保護という観点でも機能強化されております。
今後のアップデートにより様々な機能強化が期待されており、これからも企業のマーケティング活動に欠かせないツールとなるでしょう。


 

ITPがアクセス解析に与える影響‐新規ユーザー率は85%までに上昇- ~GA4タグ設置率は約10%~

2022年5月10日

 

SEOを始めとしたインターネットマーケティング支援を行う株式会社フルスピードは、2017年から始まったGoogleが実施したPC向けページエクスペリエンスアップデートが、Webページに与えた影響などを独自に調査しました。

 

調査概要

調査対象:97件のウェブサイト(Googleアナリティクス)
調査対象期間:2022年3月
調査ツール:Googleアナリティクス

 

調査背景

2017年にAppleが自社製ブラウザ「Safari」へ導入を開始したITPという技術は、プライバシーの保護を技術的な面でサポートするものです。昨今話題になっているGDPRやCCPA、そして国内では改正個人情報保護法などもそれにあたります。ブラウザのシェア率が圧倒的に高いGoogleのChromeでも、2023年中にはITPと同種のプライバシー保護(cookie規制)を進めるとされています。当調査は、現時点までにITPが及ぼしてきた影響をウェブアクセス解析の面から分析することで、今後どのような対策が必要なのかについて洞察を得ることを目的としています。

 

2017年Q1と比較して新規ユーザー率は15ポイント増

以下は、97件のGoogleアナリティクスのビューから抽出したデータを基に、ITP対応ブラウザとITP非対応ブラウザそれぞれの新規ユーザー率を算出し、表示しています。2017年Q1と比較して2022年Q1ではITP対応では15ポイント上昇、非対応でも8ポイントの上昇がみられました。またITP非対応ブラウザについても上昇しているのはGDPR対応によるクッキー同意ポップアップへの拒否率が高いことを暗に示していると考えられます。
少なくともITP対応などのcookie規制が進むことで、既存の計測における新規・既存といったユーザー分類が使い物にならない状態に近づいていると考えられます。

※新規ユーザー率(=新規ユーザー数 / セッション数)
※新規ユーザー率100%を超える外れ値は除外(100%は含む)

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※モバイルデバイスのみ、自然検索トラフィックのみ
※OSはAndroidまたはiOS、ブラウザはITP対応としてSafari、Safari(in-app)

 

追加調査概要
調査対象:387件のウェブサイト
調査対象期間:2022年4月
調査ツール:Googleアナリティクス

 

GA4タグ設置率は約10%程度

以下は、2020年10月にリリースされたGoogle アナリティクスの最新バージョンであるGA4(Google アナリティクス 4 )のタグ設置率を調査した結果となります。387件中40件に設置が確認することができたが、わずか約10%という少ない割合でした。

今回の調査方法としてタグの読み込みを確認する方法をとったため、正しく検知できなかったサイトがある可能性もありますが、低い結果となりました。

2023年7月1日に既存のGoogleアナリティクス ユニバーサルアナリティクス(以下UA)が停止されることが発表されています。UAからGA4にGoogleが移行を進めたい理由は、プライバシー保護に類する規制に対応した形で、デジタルプロモーションを適切に実施するための新技術「Googleシグナル」などを利活用できるようにするためだといわれています。

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追加調査概要
調査対象:8件のウェブサイト
調査対象期間:2022年4月
調査ツール:Googleアナリティクス

 

GA4とUAでの「直帰率」には27%も差が

以下は8サイトの「直帰率」をUAとGA4それぞれの平均数値を比較したものです。2022/04/04時点ではAPI経由でしか取得できませんが、GA4でも直帰率と呼ばれる指標が存在することになりました。GA4上では2021年11月までは正しい数値としては捉えがたく、2021年12月以降は数値が安定していました。GA4とUAでは平均すると約27%ほどGA4のほうが低い率として出てくるような指標になっているのがわかります。

 

GA4の直帰率はセッション全体のうち、エンゲージメントしなかったセッションの率を指しています。エンゲージメントとは標準でページ上で10秒以上の継続、1件以上のコンバージョンイベントがあった、またはページビューが2回以上あったものが該当します。よって、1ページのみのセッションを全てのセッション数で割った値であったUAの直帰率に比べると、分子となる値が増えました。1ページしか見ていなくても、コンテンツを熟読したり即座に通話での問い合わせに移った場合まで直帰となっていたチャネルなどを評価しやすくなったと言えるでしょう。

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※ただしGA4の直帰率定義が変わる可能性は有ります

 

サマリー

■既にITPの影響で新規/既存などについてはウェブサイトの分析ができているとは言えない状況であり、結果として適切なプロモーション計画立案の難易度が高まっている
■GA移行がまだ10%程度であり、導入を早期に済まさないと、昨対の数字もわからず数値や機能の違いも分からないという混乱した状態で未来のプロモーション施策を考えなければならなくなる


以上

フルスピードは、2022年5月よりGA4移行支援サービスを開始いたします。
デジタルプロモーションを進めたいと考えていても、そもそも目標設計が難しいという企業様に対しても、業界標準データの取得などの具体的な競合調査を実施して、目標設計を行います。